2011年12月6日火曜日

予防接種について

いま盛んに不活化ポリオワクチンのことが報道されています。生ポリオワクチンでのワクチン関連麻痺を恐れて、集団接種を控える親御さんが非常に増えています。厚生労働省は打ち控えを避けるようにプロモーションをかけていますが、世論は別の方向に動き始めているようです。
皆さんもご承知のように、日本はワクチン後進国です。本来定期接種でなければならない水疱瘡やおたふく、B型肝炎ワクチンもいまだに任意接種のままですし、子宮頸癌ワクチン、インフルエンザワクチンも定期接種ではありません。今後、不活化ポリオワクチンの定期接種が始まる再来年までの間、どのように予防をしていくかが課題になってきます。
当院でもいずれ不活化ポリオワクチン接種が行える準備を少しずつ行なっていく予定です。神奈川県の例もあり、徐々に世論が国を変えていくことになるかも知れません。
荒川区で昨年10月より公費補助が始まった肺炎球菌ワクチンは、インフルエンザワクチンとの同時接種で急速に広まりつつあります。当院では随時受け付けておりますので、65歳以上の方でご希望があればご来院ください。

0 件のコメント:

コメントを投稿