2011年8月12日金曜日

総合診療医を知っていますか?

総合診療医 ドクターG
というテレビ番組をご存知でしょうか?
実際に活躍されている総合診療医の先生が登場し、原因不明の病状で病院に来た患者さんの病気を、研修医とともに推理して解き明かすシャーロック・ホームズのような番組です。すでに見ている方も多いかも知れません。

みなさんはどのようにして病院、診療所を利用しているでしょうか。
「かぜなんですけど〜」「素人判断ですが〜肺炎が心配なので〜」とやってくる方がほとんどです。実は、総合診療医といわれるドクターは病気の診断のプロ、患者さんの訴えを聞いてその病気をあてるのに命をかけています。ですから、患者さんは気持ちよく自分のつらいところを話すだけでいいのです。医者に気を使う必要はありません。

これは、これまで医者に行って怒られた、説明がなかったという体験に基づいていることが多いのです。こんなこと言って見てもらえなくなったらどうしようとか、いらぬ心配です。私達、総合診療医はそういったときこそ力を発揮するからです。

荒川生協診療所では、家庭医という呼び方でこのような治療を行っておりますが、総合診療医=家庭医といっても構いません。日本は非常に検査偏重、なんでも検査、入院、ドックと進んでいきますが、聴診器一本でなんでも言い当ててしまう総合診療医、家庭医のほうが、昔からいる赤ひげ先生の精神を受け継いだ医者です。なんでも相談できる家庭医を持つことが健康への第一歩、病気になる前からぜひ相談にお越しください。

0 件のコメント:

コメントを投稿