2010年11月27日土曜日

事前指示書を書いてみる

事前指示書というものを知っていますか?
自分が死ぬときにどういうふうに死にたいかというのを予め書類にして残しておくものです。延命治療の有無や死に場所などもそこに記載しておくことができます。その事前指示書について、荒川地域の保健学校のOBの方々にお集まりいただいてお話をしました。
例えば、人工呼吸器をつけたいか、胃ろうをつけたいか、などを細かく決めるのですが、なかなか健康なうちにそれを決めることは難しいと思います。
というより、今日は、そんなことは考えたくない、自分が死ぬことを信じたくない、そういう意見が多かったですね。ぽっくり、苦しまないでいきたい、難しいことはお医者様にお任せしたい、という意見もありました。
私たちは主治医として(かかりつけ医または家庭医でもいいです)みなさんの相談にできるだけ乗ることができるようにしたいと思っています。みなさん、病院で「ひもつき」になってなくなるのはいやだわ〜とおっしゃっていましたので、できるだけ自宅で家族に見守られながらという理想的な亡くなり方が実現できるといいと思っています。なかなかむずかしい? うーん、そうかもしれませんが、無理ではありません。
事前指示書を書くという行為から、死というものをみんなで考えるチャンスにしていただければと思います。明るく死をとらえ、自分のものとして考える、その一歩になったのかな〜と思ったきょうの学習会でした。

2010年11月14日日曜日

区民まつりに出展

荒川区役所での区民まつりに参加しました。診療所は「健康相談」でいろいろな患者さんのお悩みをお聞きいたしました。普段なかなか聞けない些細なことも何でもきこうと思っていましたのですがどうだったでしょうか。28人ぐらいの方がいらしていただきました。こういう機会には今後も積極的に参加していきたいですね。



2010年11月13日土曜日

いのちの山河

11月10日に「いのちの山河」という映画の上映を行うカンパ集めの芋煮会が開催されました。映画は岩手県沢内村での地域医療を描いたものなのですが、もともと福島出身である私がいいだしっぺとなって、検査の佐藤さんと芋煮たべたいね〜って行って始まりました。しかし、なんと山形風芋煮と私たち福島の芋煮がまったく気付かされることになるのですが。。

これが福島風。味噌と豚肉で豚汁にさといもが入ったみたいなもの。
こちらが山形風、牛肉です。 
これが醤油味。けんちん汁というやつです。

しかしこう言うのいいですね〜診療所ならではです。今度は地域の方を招いてぜひやりたい!そう思いました。ぜひ12月10日のサンパール荒川の上映にいらしてください。